【若女将アッコの新時代☆観測】新元号『令和』から紐解く 新しい時代に求められるもの

慣れ親しんだ『平成』からいよいよ『令和』へ

どんな時代でも元号には
新しい時代への『願い』『希望』などが
込められているといいます。

それはズバリ!
『美しさ』『文化』

そこで、
新しい元号から次世代の日本に込められた思いを
読み解いてみたいと思います。

新元号『 令和』

2019年 5月1日より施行される元号は

令和

アクセントは“れ”にくるので
いわ」
ですね。

 

645年“大化(たいか)”より“平成”まで
247個の元号は中国の故事などに由来していたため、
日本古来の言葉に由来する元号はなんとはじめて!

 

奈良平安時代から
日本の政治や文化のお手本は中国であったため
中国の故事などに由来する元号が多かったとのこと。

今回は日本固有の言葉にこだわりがあったようですね!

 

『令和』の出典は 国書『万葉集』

令和の出典は 万葉集

そうです!
国語や歴史の授業で勉強しましたね。

万葉集についてまとめてみました。

書かれた時代は?

万葉集がまとめられ完成したのは
奈良時代
7世紀後半から8世紀後半

 

現存する日本最古の和歌集で
全20巻
約4500首の和歌が収められています。

内容はどんなもの?

万葉集は

  • 天皇・皇族
  • 防人(九州の警護にあたった兵士)
  • 農民
など男女を問わず幅広い階層の人々が詠んだ歌を載せています。
 
多様性があったのですね。
 
歌のテーマは当時の人々の
  • 恋愛や生活
  • 自然への畏敬の念
  • 人生の悲哀や愚痴

などなど様々な情感が描かれています。

1200年前の日本人の感覚や感性を現代に伝えてくれる書物です。
 
 

令和の出典は?

万葉集にある
「初春の
月にして 気淑く風
梅は鏡前の粉を披き
蘭(らん)は珮(はい)後の香を薫らす」
との文言から引用したものであります。

そして、この「令和」には、
“人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ”
という意味が込められております。

安倍晋三首相による総理談話

令和という言葉の出典は
万葉集5巻 梅花より。

“初春の『令』月にして
気淑く風『和』らぎ”

というくだりは、
歌人・大友旅人(おおとものたびと)が
太宰府市での梅花の宴を開くにあたっての
挨拶の一文です。

 

現代語に訳すると以下となります。

初春の良き月夜、
空気は澄み風はらぎ
梅の花は美女が鏡の前で
白粉(おしろい)を装うように花を開き
蘭の花の香りは身を飾った衣に
香を映したような匂いである

 

厳しい冬を乗り越えて咲く梅の花の美しさに
新しい季節の始まりを重ねて、
目の前に広がる景色の美しさに心動かされ
集った人々が短歌を詠みあう・・・

というなんとも麗らかな情景が浮かんできますね。

 

『令』には
『良い』とか
『清らかで美しい』『規範』

 

『和』には
『まるくまとまった状態』
『和らぐ』『平和』

という意味があります。

この二つを組み合わせると

『今よく和らいでいるいい状態』

『平和な状態』

ということを表わしているとのこと。

 

ちなみに
「平成」
中国の古書
『書経』より「地平天(地平かに天成る)」
『史記』より「内(内平かに外成る)」

このふたつから
「天地、内外ともに平和が達成される」
という願いがあります。

 

「昭和」

中国の古書
『書経』より「百姓明、協万邦」

ここから
「国民の平和と世界の共存繁栄を願う」
という想いが込められています。

 

この三つの元号を見てみると
『よかった部分はこれからも続くように。
そしてこれからもより良い時代に・・・』
との願いが込められているのですね。

 

新元号は新しい時代への想い

『令和』
という元号を聞いたとき
言葉の響きに柔らかさのあるなかに
凛とした感じもあり
私自身はエレガントなイメージをもちました。

ここからはわたしなりの解釈を加えると・・・

前述しましたが
昭和、平成はその由来から
時代に求めることは平和であったのに対し、

 

来たるべき新時代令和
美しさや文化になっていくように思います。

 

いま日本の多くの人が
日常生活の中で命を脅かされることがなく
最低限の食べること・着ること・住むこと
に不自由がない状態です。

それは
生存の欲求を満たされている
ということ。

多くの日本人が安全に暮らせている
という証なのでしょうね。

 

生活のなかに文化や美しさを求められるのは
生命の危機がなく衣食住が安定しているからこそ。

精神的にも経済的にも多少の余裕やゆとりがあって
はじめて叶うことです。

 

もともと日本人は 繊細な感性をもち、
衣食住や“人としてのあり方”の中でも“美しさ”や“情緒”を大切にしていて
美しさに対する感度がとても高い民族です。

令和という時代はその由来から
日本人のDNAのなかに脈々と受け継がれている
日本の伝統的な美しさを見直し、
それを求める機運が高まっていくのではないかな?と感じています。

 

和装というのは
『日本の伝統的な美しさ』や『文化』
という側面をおおいに担っているものです。

わたしは和装を専門に扱っていますが
そんな立場から見ると、
和装は決して古くさいもの、時代遅れなものでは決してなく

むしろ、
いま当にはじまろうとする令和という時代の最先端
令和の時代で求められるスタイルなのではないでしょうか?

 

そういう意味で、

  • いまご自身のライフスタイルのなかですでに着物を着ている方
  • 着物に関心があって着付を習っている方
  • 着物っていいな、着てみたいなと思ってくださる方

このような方は令和という時代が求める魁(さきがけ)、
先駆者でありパイオニアになっていかれるのではないかと感じています。

 

平成では
平和な世の中を求めそれを実現したように

令和では
平和な御代であることへの感謝を忘れず

多くの方が
生活のなかに美しさや文化的なものを求め
“こころの豊かさ”を得ていく時代になっていくのではないでしょうか。

 

 


いかがでしたか?

いよいよ新しい時代が始まりますね。

新しい年号にはその時代への願いが込められているといいます。
いまはじまろうとする令和では 『美しさと文化』というお話をしました。

 

この新時代の幕開けに

若女将アッコ

『日本の伝統美』を求めてくださるみなさまの下支えとなりお役に立てますよう精進していかなくては・・・

とワタクシ自身、さらに気合いが入っています。

今後も着物や着物まわりのことはもちろんのこと
日本人の持つ感性や文化的な要素もあわせてお届けできますよう
努めていきたいと思います。