【YouTubeで着付けしてる方必見】ゆかたの着付けで気をつけてほしいたった一つのこと

ゆかたのシーズンになりました。
最近、動画を利用してゆかたの着付けをしていらしゃる方が多いですね。
お客さま

『YouTube見てゆかたの着付けしました!』

若女将アッコ

それは素晴らしいです!!! 
ご自身で調べてゆかたを着ていただいてるなんて感激です。

ただ、
画面越しであるがゆえにうっかり間違えやすいポイントがあります。
着付けではとても大切なことなのでそれをお伝えしますね!

YouTubeを見ながら着付けをするときは左右逆転に注意!

YouTubeで動画を見ながら着付けをすると
画面を見ながら思わず動画と同じ方向に手を動かしてしまうことが多いと思います。

画面で向かって右側の手が動いていたら自分の右手を動かし、
画面で左側の手が動いていたら自分の左手を動かす・・・
というような感じになりやすいですね。

夢中になってやっていてなんとか完成!
「ヤッター!着付けができた」と思いきや
左右の合わせ方が反対になっていたという画面越しゆえの悲劇が・・・

これって動画の画面を見ながら一生懸命着付けしていると
間違えやすいところだろうな・・・と思います。

若女将アッコ

動画は対面になりますので左右が反対になります。
なので、動画で向かって右側の手が動いたら
自分は左手を動かします。
自分は“画面で動いている手とは反対の手を動かす”ということを覚えておいてください!

自分で着るときは自分の左側が
必ず上になるようにあわせる

自分で着る着つけのときは
左手に持ったほう、
自分の左側が必ず上にくるように左右を重ねます。


ゆかたを着たら確認してみましょう。


鏡で自分の姿をみると向かって左が上になります

 

 

②下を向き右側の腰のあたりを見ると
ゆかたの端がめくれることが確認できます

 


③うつむいて襟元を見てみると左側が上から重なり
襟元に右手が入ることがわかります。




うつむいて襟元を見たときに
右側が下、左側が上になる。

これは着付けの絶対的な決まりなのです。



『今日は気分で右側を上にしたかった』
とか
『右側の方が色柄が好みだった』
とかいう理由で決めてはいけません。


着付けはわかりやすくイメージしていただくと
着物の形になった平面の布地を身体に巻きつけていくこと

自分で着るときは
右手で持つ方が下に
左手で持つ方がその上

と重ねていくことを覚えておいてくださいね!

 

ゆかたの右側が上になると・・・

なぜ着付けのときの左右を合わせ方を気をつけていただきたいかというと

着物を右を前に着ていいのは
亡くなった方が着せてもらう衣装だけ
だからです。

これは故人と生者を区別する意味があると言われています。

若女将アッコ

理由を知ると間違えなくなりますね


ゆかたに限らず着物を右側を上に重ねてきてしまうと
「不吉」「縁起が悪い」という考え方もありますので
この部分だけは気をつけて着付けしましょう。

 

また、
左右のあわせは紐を使って固定するので
最初に間違えてしまうと
ちょっと直す・・・
ということは残念ながら無理です。

 

若女将アッコ

直すには一度全部脱いで、イチから着なおしになってしまいます。
時間はもちろん、着替える場所が必要になります。
くれぐれも気をつけてましょう^^


いかがでしたか?

この時期になると花火大会やお祭りで
右側を上にしてゆかたを着ている方をちらほら見かけるということを聞くので
書いてみました。

 

これは私自身の経験でもあるのですが、
着付けはとにかく回数をやらないとうまくならないと思います。


YouTubeを見て着付けをしてみたときに
左右のあわせさえあっていれば

  • 身丈が短い/長い
  • 身幅があっていない
  • 後ろの帯の位置が下がってきた

というのは最初のうちはさほど問題ではないと思います。

若女将アッコ

失敗を恐れずどんどんチャレンジしてください!